アイリンコラム

業務用給湯器と家庭用給湯器の違い

業務用給湯器と家庭用給湯器の違い

給湯器は業務用と家庭用の2種類から選べます。

皆さん、ガス給湯器には家庭用の給湯器と業務用の給湯器があるのをご存知でしょうか?

家庭用給湯器は一般家庭での日常的な使用を想定していて、省エネ性能、静音性、設置性などに優れていますが、対する業務用給湯器は宿泊施設、飲食店、工場などで大量のお湯を長時間・安定して供給することを前提に設計されています。想定している使用量と使用環境が最大の違いです。

主な違いは耐久性と能力

業務用給湯器と家庭用給湯器の違いは、主に耐久性と給湯能力になります。

業務用給湯器は店舗などでの長時間連続運転や大量給湯を前提に設計されていますので、熱交換器や内部部品が高負荷・高頻度使用に耐えるよう強化された作りとなっています。

能力は家庭用が16号~24号が一般的なのに対して業務用は、32号・50号など大きな号数が中心になります。さらに大規模な施設で一度に大量のお湯を高頻度で使用する場合は、何台もの給湯器を連結して大容量の給湯能力に対応、交互運転をする事により、システム全体の耐久性を高めたり業務停止のリスクも軽減するなど拡張性の高さも業務用の特徴になります。

耐用年数は、家庭用はおおよそ10年なのに対して、業務用は3年程度と短く設定されています。これは、業務用は家庭用より数倍の使用頻度を前提に設計されているからです。

価格は家庭用に比べると定価、仕入れ価格共に割高な設定となっています。これは高耐久化するにあたっての原材料費や、家庭用に比べて生産量が少ないための流通コスト等によるものです。

業務使用に家庭用を流用出来るか?

弊社でも飲食店、美容室、工場、宿泊施設など様々な業務使用給湯器の交換をご依頼をいただいておりますが、中でも小規模な飲食店や美容室での交換の際によく聞かれるのが、業務使用に家庭用給湯器の設置が可能か否かというご質問です。

結論から言うとおすすめは出来ません。理由は家庭用と業務用は、想定する使用回数や連続運転、必要湯量が違います。一般的な考え方であれば家庭用を業務利用すると負荷が大きく、早期故障の原因になります。家庭用機器と業務用機器はメーカーの案内でも明確に分類していて、用途自体が別物だからです。

しかし例外的な事例もあります。ごく軽い使用なら、暫定利用として相談余地はあります。
たとえば小規模事務所で手洗い中心などです。ただし、飲食店、美容室、福祉施設、寮、連続出湯が多い現場では、業務用前提で考えたほうが安全です。また、店舗や事務所で家庭用を流用した場合に、メーカー保証期間内であっても保証の摘要外になる場合があります。

まとめ

家庭用給湯器と業務用給湯器は、想定している使用量と使用環境の設定が大幅に違いますので、給湯能力や使用環境を見極めて製品を選ぶ事が重要です。

実際の選定や設置条件は、施工店やメーカーのシミュレーション・カタログ等で最新情報を確認して下さい。

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